保健講話

公開日 2011年07月20日(Wed)

種子島産婦人科医院長 住吉 稔先生から「思春期の性」と題して講話をいただきました。

冒頭,住吉先生は「性は,人間の生(人生)を考えることでもある」として,「望ましくない妊娠はしてほしくない」と生徒に訴えられました。

性感染症(STD)の事例やHIV,エイズの感染と予防など,一つ一つの症例を詳しく説明した上で,正しい避妊の方法や命の尊さを自身の体験談とともに語られました。

途中,「5人の中でHIV感染の確率が高い人は誰でしょう」というクイズ形式の問題では,スライドに注目しながら生徒も真剣に考える姿がみられました。「自分を大切にできなければ,今や将来の大切な人を守ることはできない」という結論で講話は締めくくられました。

最後に,山中生徒会長が,「エイズの話が特に印象に残っています。普段聞き慣れない言葉もわかりやすく説明してくださり,とても勉強になりました。」とお礼の言葉を述べました。

照れたり恥ずかしがったりして,普段このような機会にふれることの少ない生徒たちにとって,性の問題と向き合い,新たな知識を吸収することのできる貴重な時間となったのではないでしょうか。

性にまつわる様々な情報がはびこる現代。正しい知識を身につけ,お互いがパートナーを尊重できるような関係を築いてほしいと思います。

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