種子島歴史自然講話

公開日 2017年01月18日(Wed)

 1月18日(水),ひこばえ学(総合的な学習の時間)の一環として,普通科1年生を対象に種子島歴史自然講話を行いました。南種子町教育委員会・宝満池鴨(まとり)突き網猟保存会から講師をお招きして,県指定無形民俗文化財の種子島南種子町鴨突き網猟について学びました。

 種子島南種子町鴨突き網猟は,毎年11月15日から翌年2月15日までの猟の期間に,宝満池周辺で早朝と夕暮れ時の2回行っている鴨猟です。鴨猟の方法は,鴨が宝満池と餌場の田んぼを往復する通り道の樹上から,扇状の突き網を投げ上げて捕獲するというものであり,伝統的な古式猟法です。

 講師の先生は,一羽も捕れない日があり,捕獲量はとても少ないが,そこには必要以上に獲物を捕らずに自然と共存する種子島の人間の気質を感じると話してくれました。講話では,動画で実際の猟の様子の説明を聞いた後,バレーボールを鴨に見立てて網を投げて捕るという実技も行いました。実技を行った生徒は,「タイミングなどが難しかった。」「道具はとても重く,バレーボールを捕るのにも苦労したけど,生きている鴨を捕るには相当な技術が必要だと感じた。」などと感想を述べていました。

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