公開日 2020年12月15日(Tue)
12月15日(火),令和2年度県立高校資質・能力育成支援事業の教科横断型授業開発支援プログラムの研究授業が行われました。 普通科1年の国語総合の授業は,「論語」についての学習でした。まず事前に現代社会の授業において,概念としての孔子の思想を学びました。それを踏まえて国語総合で,その中心となる「仁」「恕」「礼」「徳治主義」について教科書掲載の文や掲載以外の文から,それぞれのグループで選んだものに該当するものを探し,読み取り考えたことを発表しました。多くの生徒たちが,具体例を挙げて考えることにより,深い理解を得られることを実感できたようです。
また,情報処理科1年のビジネス基礎では,円高・円安がビジネスにどのように影響を与えるのかについて考え,実際に外国貨幣を日本円に計算(換算)する学習でした。授業の冒頭で映画を見て,お金の価値を考えることから始まりました。そして,「海外旅行(=輸入)」「海外企業との取引(=輸出)」について例題を解き,その後実際に外国貨幣から日本円に計算(換算)し,グループ内で発表しました。今回の授業は,現代社会,課題研究,情報処理,数学で学んだ知識を生かす授業で,普段学んでいる教科が実際の社会にどの様に関連しているかを実感し,より専門教科への興味・関心を深められたようです。
生徒たちはいつもどおり一生懸命,学習に取り組んでいました。研究授業をされた先生方,お疲れ様でした。