公開日 2022年01月24日(Mon)
1月24日(月)全校朝礼がありました。
新型コロナウィルス感染防止対策として,3密を避けるため,各教室で校内放送での実施となりました。
古江龍二校長が講話の中で,卒業を間近に控えた3年生に2つのお願いをしました。
1つ目は,「考えて行動してほしい」ということです。
いままでは,家族という庇護,学校という庇護の存在から守られてきました。これからは自分自身で決めなければいけない場面にたくさん遭遇していきます。安易に決断してはいけない。
今年の4月からは18歳が成人年齢になります。成人年齢になると,さまざまな事が自分で決定することができるようになります。ぜひ,高校を卒業するにあたって,成長するにあたって考えて行動するということを意識してほしい。
2つ目は,「心を磨いてほしい」ということです。
日本を代表する経営者で,京セラの創業者である稲森和夫さんの著書「京セラフィロソフィ」の中で,「たとえどんなすばらしい業績を上げる会社でも,スタートが自分たちだけの利益や都合で出発したものは,必ず失敗する」と言う意味の「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉をもちいて「社会のために何かできるのか?」それを探そうという意識の中でスタートすることは,自分自身を長い目で見たときに成長させてくれ,そして幸せな生活を運んでくれるというように言われています。心を磨いて,みなさん自身が社会の一員として少しでもいい社会になるように考え行動すること,それが自分自身の幸せにつながっていくということを是非考えておいてほしい。
考えること,心を磨くこと,この2つを意識してください。皆さんの今後の生き方の指針になればと思います。
それぞれの立場で,皆さんが今後よりよい人生をますます送ってくれることをこころから期待したいと思います。