公開日 2022年04月07日(Thu)
4月7日(木) 本校体育館において,第15回入学式が挙行されました。
今年度の新入生,普通科33名,情報処理科30名 計63名の入学が許可されました。
式では,青谷有美代校長から次のような式辞がありました。
これからの3年間で心がけて欲しいことを2つお話します。
1つ目は「自律できる人になる」ということです。3年後,この学び舎を出て,社会へ旅立つときには文字通り自分一人の力で困難な世の中に立ち向かっていく力を備えている必要があります。今年4月から,成人年齢が18歳となり,皆さん方の多くは,高校3年時には,成人となります。これまでの15年間とは違い,自分の目で物を見,判断し,考え,そして行動できる力が必要です。
そのためは,これまでの幼な心を捨て去り,思いどおりにならない時でも逃げ出さず,常に自分を律することが大事です。3年間の学校生活において目の前のことから逃げずに挑戦しつづけて欲しいと思います。
2つ目は「物事の本質を大事にする人になる」ということです。今やSNSやネットを介することにより瞬時に様々な情報を得ることができます。格段に便利になった一方で,手に入れた情報に惑わされることもあります。しかし,物事には必ず揺るぎないもの,最も大事なもの,本来の価値があります。そんな物事の本質を見抜ける力を身につけて欲しいと思います。
そのためには,「学ぶ」こと,「学び続ける」ことです。そして,周りの仲間たちと「ともに学ぶ」ことも必要です。高校は,学びの場です。学ぶ分野,一人ひとりの興味・関心は異なることと思いますが,自ら求めて学び続けて欲しいと思います。
続いて,PTA会長の雨田展幸様から祝辞がありました。
皆さんはこの3月に9年間の義務教育を終えました。
そこから,向学のために自ら進路選択を行い種子島中央高等学校へ進学されました。進学にあたり皆さんは,様々な決断を下してきたと思います。
たとえ周りの人々から様々な助言をもらっても決断の直前にいるのは自分です。つまり自分の行動は,いかなる時も自分が決めているという事になります。
今日,みなさんがこの場にいることは皆さん自身の決断の結果という事になります。決断して行動に移すことは,自立への第一歩です。皆さんはこれをすでに実践しています。自分の決断や行動に自分の未来を作るチャンスがあることを存分に感じて欲しいと思います。という暖かいお言葉をいただきました。
最後に新入生を代表して,山口奈々さん(中種子中出身)が誓いの言葉を述べました。
新しい制服に身を包み,少しの不安と,これからの高校生活への大きな期待に胸をふくらませながら,新しい一歩を踏み出そうとしています。先生方・先輩方のご指導に従い、この種子島中央高等学校にふさわしい伝統を築き上げることをここに誓います。
入学した63名のみなさん,ご入学おめでとうございます。本校の生徒であることに誇りを持ち,共に伝統を築いていきましょう。