公開日 2024年03月01日(Fri)
3月1日(金) 本校体育館で,第14回卒業式が開催されました。
式辞では学校長が「日本人初の国連難民高等弁務官である緒方貞子(おがた さだこ)さんは,人間は仕事を通して成長していかなければなりません。その鍵となるのは好奇心です。常に問題を求め,積極的に疑問を出していく心と頭が必要なのです。と述べています。」(中略),「これからの時代は,様々な価値観や背景を持った多様な人々と共に生きる時代へと移り変わっていっています。時代が変わるとき,世の中に変化を起こし,新しい価値を生み出してきたのは、いつの時代も若者たちです。 皆さんがこの種子島中央高等学校で学んだ,自由で柔軟な発想によって新しい価値を創造する力や,この種子島の地で身に付けた他者を大切にする力を発揮し,より良い社会を作りあげてください。」とはなむけの言葉を卒業生に贈りました。
在校生代表送辞では,村田 心愛さん(普通科2年)が,「新しい世界に飛翔していく先輩方に,『不可能とは,自らの力で世界を切り開くことを放棄した臆病者の言葉だ。不可能とは,現状に甘んじるための言い訳にすぎない。不可能とは,事実ですらなく単なる先入観だ。不可能とは,誰かに決めつけられることではない。不可能とは,可能性だ。不可能とは,通過点だ。不可能なんてあり得ない。』」と,かつてプロボクサーであったモハメド・アリ氏の言葉を送りました。
卒業生代表答辞では内村 優さん(普通科3年)が,これまでの高校生活3年間を振り返り,お世話になった先生方をはじめ,保護者,地域の方々,一緒に卒業を迎えた友人に感謝の気持ちを伝え,「私たちが飛び立とうとしているこれからの社会は,情報化やグローバル化がさらに進み,不安定な世界情勢もあいまって,ますます予測不能な時代と言われます。自ら課題を見つけ,その解決に向けて自ら考え,主体性を持って行動し,多様な価値観を持つ人々と協力して,直面するさまざまな問題を解決していくことが求められています。私たちはこの三年間,校訓である自律,敬愛,調和を目指して共に学んできました。この校訓が未来を切り拓くカギになると信じて,学び舎から力強く飛び立ちます。」と卒業の決意を述べました。
卒業した67人の皆さん,御卒業おめでとうございます。皆さんの未来が笑顔にあふれ,幸せなものになることを祈っています。新たなステージでも自分らしさを見失わず,輝き続けてください。ずっと応援しています。