公開日 2026年09月09日(Wed)
9月7日(月)、全校生徒を対象に、福岡教育大学・九州産業大学名誉教授の 照屋 博行 先生をお招きし、「人の健康を脅かすスマフォに潜む危険性」と題した講話が行われました。
講話では、私たちの生活に深く浸透しているスマートフォンが心身に及ぼす「3つの弊害」について、専門的な知見から詳しく解説していただきました。
1.身体的な弊害(視力や生活リズムの乱れ)
画面の凝視が眼球を支える筋肉の不均衡を招き、「内斜視」や「視野狭窄」を引き起こすリスクがあること。また、夜間の使用が「ふくろう症候群」を招き、成長期に不可欠な生活リズムを根本から壊してしまう危険性が示されました。
2.精神的な弊害(思考力の低下)
過度な依存が「思考力」の低下や情緒不安定を招き、自分自身で深く考える力を奪ってしまうことへの警鐘を鳴らされました。
3.社会的な弊害(犯罪や誘惑)
SNSを通じた虚偽情報への接触や、匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」による闇バイトへの関与、さらには「ゾンビタバコ」などの違法薬物や市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)といった、重大な犯罪や健康被害の入り口になっている実態を語られました。
これらの危険に対し、生徒が取るべき具体的な対処法として、照屋先生は以下の指針を示されました。
■ 自らの意志で「断ち切る勇気」を持つ(健康力)
スマホを1時間、2時間とダラダラ見続けてしまうような悪い習慣を、自らの意志で断ち切る(スマホを置く)勇気を持ってほしいと語られました。もし自分で止めることができたら自分を褒め、できなければ自分を叱る。自分の健康に責任を持ち、自分自身をコントロールすることの大切さを強調されました。
■ 危険を察知して「その場を離れる」(安全力)
怪しい勧誘や誘いに対し、少しでも違和感を覚えたら迷わずその場から離れ、関係を断つこと。この判断力が、自身の人生を守る「安全力」に直結します。
■ 常に「なぜ?」と考える(科学的思考力)
情報の真偽を確かめ、「なぜこれは危険なのか」と日頃から科学的に考える習慣をつけること。納得した上で行動を選択することが、自分自身を守ることに繋がります。
最後に、「仕事の代わりはいても、自分の健康の代わりは誰もしてくれない」という言葉をいただきました。進路を控えた3年生をはじめ、全校生徒にとって、自らの生活習慣と安全意識を見直す極めて貴重な時間となりました。
照屋先生、本日は遠路、種子島中央高校までお越しいただき、誠にありがとうございました。
