公開日 2026年10月14日(Wed)
10月6日(火)、ミライデザイン科1年2組を対象に、南種子町教育委員会 広田遺跡ミュージアムの学芸員、小川能生さんと石堂和博さんを講師にお招きし、種子島の歴史や文化について学ぶ特別授業を実施しました。
今回の授業は、種子島の歴史や文化、地域の特色について理解を深め、今後取り組む課題研究につながるテーマや視点を見つけることを目的に実施しました。


前半は、小川さんから「南を向いた種子島」をテーマにお話しいただきました。
種子島の歴史は、九州本土など「北」とのつながりから捉えられることが多い一方で、奄美や琉球、中国など「南」とも深く関わってきたことを紹介していただきました。
種子島宇宙センターが種子島に設置された理由や、鉄砲伝来におけるポルトガル船の来航ルート、広田遺跡から分かる琉球・奄美方面との交易などを通して、古くから種子島と南方とのつながりがあったことを学びました。
生徒たちは、種子島の歴史を「北」からだけでなく「南」からも見ることで、今まで気付かなかった種子島の一面を知ることができました。


後半は、石堂さんから「考古学からみた種子島のSDGs」をテーマに講話をしていただきました。
種子島では約3万5千年前から人々が暮らしてきました。小さな島でありながら、捕獲してきた哺乳類や鳥類、魚類の中で絶滅した生き物がいないことなどから、「なぜ種子島では自然を壊さずに暮らし続けることができたのか」を考えました。
立切遺跡や横峯遺跡、一陣長崎鼻貝塚、宝満池の鴨突き網猟などを例に、昔の人々が自然から必要な分だけ恵みを得ながら暮らしてきたことが紹介されました。
また、一見すると「のんびりしている」「頑張っていない」ように見える暮らしも、必要以上に狩りをせず、食べ物を無駄にしない、現代のSDGsにもつながる生き方だったのかもしれない、というお話もありました。
この授業を通して、生徒たちは、普段暮らしている種子島について、歴史や文化、自然との関わりなど、さまざまな視点から学びました。今回学んだことを、今後のクラスや個人の課題研究につなげていきます。
